オンライン講座のお知らせ

5月8日、5月22日、6月5日の三回に分けて、NHKカルチャーセンター主催で、「カントの教育学」をテーマに講座を持ちます。私の講座に参加したことのない方や、まったく知識のない方でも、ついていけるように進めてくので、ぜひ気軽にご参加ください。みなさんと積極的に意見交換をしていきたいと思っています。

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カント倫理学

カント倫理学

出生倫理学 反出生主義編

「反出生主義」という立場があります。「子供など生むべきではない」という立場です。現役でもっとも名前の売れている論者はおそらくデイビット・ベネターだと思います。彼はどのような主張を展開しているのでしょうか。彼の思想をヒントに、真剣にこの問題について考えてみたいと思います。
カント倫理学

出生倫理学

少子化による社会的な弊害は計り知れません。これは倫理的な問題として受け止めることができると思います。カント自身は自ら結婚しない、そのため子供も持たないことを自身の行為原理としていたという説が存在します。もしそれが本当だとすれば、そのことは何を意味するのでしょうか。
カント倫理学

カントの考えと私の考えの間の整合性について

カントが「〇〇することは倫理的義務である」と言ったら本当にそれは義務なのでしょうか。反対に、彼が「〇〇することは義務に反する」と言ったら、本当にそれは義務に反するのでしょうか。もしそうだとしたら、私たちは考える必要などなく、カントに盲目的に従っていればいいことになります。本当にそれでいいのでしょうか。
カント倫理学

検査を避ける心理

自分が、または、自分の子供が病気を抱えているかもしれないのに、なぜ検査をしようとしないのでしょうか。それはもはや倫理的問題なのではないでしょうか。
カント倫理学

健康でいられるように努める義務について

自分が健康を害しているとすれば、倫理的善をなすことは困難になります。そのためカントは、事前にそのような状況に自らを陥らせないようにする義務があると言うのです。
カント倫理学

ウィルスに感染すること自体が倫理的悪なのか?

細心の注意を払っていたのにもかかわらず、新型コロナウィルスに感染してしまった人を私たちは非難することができるのでしょうか。非難する意味があるのでしょうか。
カント倫理学

他者の内面は知りえない

言わなければばれないのに自分から弁償を申し出るというのはどのような動機からそうしているのでしょうか。いや、もちろんすばらしい行為ですよ。ただ、そのすばらしさというのはいかなる意味でのすばらしさなのでしょうか。
カント倫理学

考えて行動しないことの弊害

緊急時ほど人間の本性が表れ、倫理性が問われます。このコロナ危機の状況下においても、勝手気ままに出歩いている人たちが存在します。彼らはなぜそのような行動をとってしまうのでしょうか。カントの言葉を頼りに、その原因について考えてみました。
カント倫理学

続・続・みんながそれをやったらどうなる?

カント倫理学を研究している者の多くが、「純粋な形式的手続きから具体的行為の命令や禁止を導くことができる」などと主張します。しかしそう言っている彼らは本当にそんなことを信じているのでしょうか。んなわけないでしょ!
カント倫理学

続・みんながそれをやったらどうなる?

多くのカント倫理学研究者が、純粋な形式的な手続きのみから規範(具体的行為の禁止や命令)が導けると主張します。しかし、本当にそんなことが可能なのでしょうか。その是非について吟味してみたいと思います。