(new!) オンライン講座の受講生募集

4月26日(金)から、NHKカルチャーセンターでオンライン講座を担当します。カントや倫理学に対する事前知識があっても、なくても構いません。対話形式で進めるので、みなさんの理解度や関心にそって講座を進めていきます。

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理性と感情

カントは理性のうちにのみ倫理的価値の存在を認めます。では、感情にはどのような役割が期待できるのでしょうか。

カント倫理学

妥当性がないことが分かっていながら発言していて虚しくないのか

自分が贔屓のチームを応援するために、一貫性のない発言をする人というのは、自分の言明が偏っていることを自覚しているのでしょうか。スポーツと日常生活では別とでも言うのでしょうか。私は信じられません。
カント倫理学

説明しない理由が思い浮かばない

判定に不服そうな佐々木朗希投手に白井一行球審が詰め寄りました。彼はタイムをかけたのでしょうか。何が気に食わなかったのでしょうか。あの対応が適切だったと考えているのでしょうか。自ら口を開かないのであれば、見ている方は何も分かりません。興行であるはずのプロスポーツとして、それでいいのでしょうか。
カント倫理学

ウィル・スミスの倫理性について

アカデミー賞の授賞式で、ウィル・スミスが妻の病気をネタにしたクリス・ロックを平手打ちするという出来事がありました。今回はそのような行為に及んだスミスの倫理性について考えてみたいと思います。
カント倫理学

先入観の源泉についてのカントの分析

前回の記事において先入観の源泉について話をしました。これについてカントの分析は極めて正確であり、私たちにとって大いに得るものある内容のものなので、今回の記事ではその中身について掘り下げてご紹介したいと思います。
カント倫理学

何のために不正を犯すのか?

なかには「倫理と幸福は関係ない」「倫理なんて蔑ろにしても幸福になれる」と言う人がいます。しかし、私はそうは思いません。もう少し正確に言うと、私にはできませんし、多くの人にとっても難しいと思います。それができる人というのは、ある意味「すごく強い人」なのかもしれません。
カント倫理学

何が彼や彼女を駆り立てたのか

大学入学共通テストが行われた日に2つの事件が起こりました。ひとつは東大医学部を目指していた高校生が東大前で人々を切りつけた事件であり、もうひとつは仮面浪人していた女子学生であり浪人生が大学入学共通テストでカンニングしようとしてそれが発覚した事件です。何が彼や彼女を駆り立てたのでしょうか考えてみたいと思います。
カント倫理学

そこに根拠はあるのか

テニスの世界ランキング一位のノバク・ジョコビッチが申請書の不備を理由に大会直前にオーストラリア政府から国外退去処分を受けました。しかし、彼に付きまとっている疑惑はそれだけではないのです。テストで陰性反応が出ているのに人と接触したり、その際にマスクをしなかったり、コロナウイルス感染拡大に関して気を使っている様子がまったく窺えないのです。そんな彼にどんな言い分があるのでしょうか。私なりに調べたのですが、正直よく分かりません。
カント倫理学

漫画の海賊版サイトについて

さまざまな事象について倫理的に、主にカント倫理学に照らして考察を加えるこのブログですが、今回は漫画の海賊版サイトについて取り上げてみたいと思います。直観的には正当化は難しいように感じられますが、どうやらそれを試みる人もいるようなのです。その言い分を聞いてみましょう。
カント倫理学

他人の態度に物申すべきとき

マスクをしていない人を注意したところ、暴力を振るわけ、下半身不随になってしまった人のニュースがありました。私が心配するのは、このようなニュースが流れることで、「ほら見ろ」「他人になんか関わらないほうがいいんだ」といった風潮が加速してしまうことです。そこにある問題点について考えてみたいと思います。
カント倫理学

反ワクチン派の人々への対処について

カントは万人に理性が備わっており、誰にでも考え、そして、まともな結論を導く力があるはずであると説きます。しかし、現実を見てみると、ワクチンの効用を絶対に認めようとしない人たちがいます。彼らを理性的なやり方で説得することなど本当にできるのでしょうか。